北海道や東北地方では、約70パーセント以上もの割合で農業が盛んにおこなわれています。そのなかでも酪農業が多い傾向で、国内の牛乳やバターなどの乳製品のほとんどがこの地域で生産をされています。以前は農家では家族やスタッフが毎朝早起きをして直接牛たちの面倒を見ていました。とくに夏は牛舎の温度・湿度管理がシビアであり、寝る間を惜しんで対応にあたられてきたほどです。

この作業は肉体労働といっても過言ではなく、その結果牧場を継ぐ方が大幅に減少をした時代もあります。農林水産省では少しでも農家の負担を軽減するため、2010年から試験的にDXシステムの普及を開始しました。そのシステムに組み込まれているのが湿度計センサーであり、牛舎に設置をして使用をします。簡単に湿度計センサーの装置の概要を解説していきます。

まず、湿度計センサーは必ずインターネット回線に接続をして活用することになり、パソコンも同時に駆動をさせます。赤外線を発して空気中の水蒸気量を観測することができ、そのデータを逐一パソコンに送信をされます。以前ならスタッフが温度計を持って行って調節観測をしていましたが、湿度計センサーを取り付ければ離れた場所からでもリアルタイムにチェックをすることが可能です。さらにエアコンや送風機と連結をさせれば、遠隔操作で駆動をさせることもできます。

これだと少ないスタッフで管理をおこなうことができ、大幅な業務の効率化を図れるわけです。

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