DXシステムという言葉をご存じでしょうか。いまでは日本はもちろんのこと、中国や韓国・インドネシアなどのアジア諸国でも、急激なデジタル化社会へとシフトチェンジをしました。日本に至っては国土面積の約98パーセントでネット回線の敷設が完了をしており、国中どこでもインターネットを活用できるまでになっています。このような社会のことを指す言葉で、デジタルソリューションの略語です。
一般的な会社はもちろんのこと、学校や官公庁でも常にパソコンで業務をする時代になりました。それは農業でも例外ではなく、酪農現場ではとくにDXシステムは独自の進化を遂げつつあります。簡単にその概要を見ていくと、温度管理で役立っており、専用の湿度計センサーを用いて牛舎の管理をなされてる牧場が多くなりました。以前の温度管理というと、管理者が湿度計センサーを手作業で取りつけて数値を確認しなくてはいけません。
そして記録をこまめにつけて、エアコンの運転も手動だったものです。毎日長時間の作業となり、飼育管理にも手間が掛かることが懸念をされていました。2004年からに農林水産省では北海道で試験を開始し、湿度計センサーをIoT化する実験を試みました。まずは湿度計センサーを活用して空調機とリンクをさせるもので、指定した湿度に到達をすると自動運転を成功させました。
さらにパソコンともリンクをしており、記録も逐一データというスタイルで管理をされます。